S&Mシリーズ着々と読み進み中。(「詩的私的ジャック」をとばしました。。ケアレスミスで。)これは、私はすごく好きなんだけど、ダメな人はダメだと思う。いろんな意味で反則技満載なので。
萌絵と犀川の会話の応酬がいつにもまして楽しいです。タイトルが表しているように「封印再度」と「Who inside」とか、言葉遊びも面白いですね〜。 言葉で遊んでる感じが全編通してでています。
家に代々伝わる壷から出せない鍵と、その鍵で封印されている箱をめぐる謎について、その家の家長と犀川の会話。
『
「そうです。壷の中の鍵は、確かに、この箱の鍵かもしれません。でも、中にそれを入れて壷を焼き上げたのです。人間の好奇心を戒めているのだと思います。たとえ壷を割って鍵を取り出し、鍵箱を開けたところで、中身は空っぽなんですよ。しかし、割ってしまった壷はもとには戻りません。それを教えているのではないでしょうか」
「あの……、それは、割れと教えているのでしょうか?それとも、割るなと教えているのでしょうか?」犀川は聞いた。
「はは、先生は面白い……」多可志は笑った。「そこまでは考えませんでしたね。犀川先生ならどちらですか?」
「教えるという言葉は嫌いですが……」犀川は肩を竦めた。「他人に忠告する価値があるとすれば、前者でしょうね。一般に、大多数の人は、そういったリスクに尻込みするものです。ですから、アドバイスとして意味を持つなら、割る方です。僕は、その立場に自分が置かれたら、たぶん割りますね」
「壷が戻らないとわかっていてもですか?箱の中にはなにもないかもしれないのに?」
「そうです」犀川は頷いた。
「それで、何が得られますか?壷が失われるだけではありませんか?」
「その代わり、割れた壷が得られます」
「なるほど……。損得はない、というわけですね?」多可志は納得したように数回頷いた。
--- 本文より引用 --- 』
僕なら壷を割ると言った犀川先生だけど、最終的には壷を割らずに鍵を取り出します!
割れた壷が得られる、という発想は目から鱗ですよね〜。
前回読んだのは
2007年1月。
posted by Mackie at 22:23| 東京

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